【中学受験ママ必見】子どもがやる気になる!イライラしない声かけの心理学&NLPテクニック

【中学受験ママ必見】子どもがやる気になる!イライラしない声かけの心理学&NLPテクニック

「勉強しなさい!」が逆効果だと感じたことはありませんか?共働きで忙しい毎日、ついイライラして強い口調になってしまう…そんな悩みを抱える中学受験ママへ。教育現場28年のプロが、心理学とNLP(神経言語プログラミング)の知見を活かし、子どものやる気を引き出し、親子関係も良くなる「イライラしない声掛け」の具体的な方法をお伝えします。

目次

  1. なぜ「勉強しなさい!」が逆効果なのか
  2. 子どもの心理を理解する:「心理的リアクタンス」とは
  3. イライラせずに子どものやる気を引き出す5つの声掛けテクニック
  4. 中学受験を控えた子どもへの特別な声掛け法
  5. NLPを活用した親子コミュニケーション術
  6. 実践例:シチュエーション別の声掛けフレーズ集
  7. まとめ:子どもの可能性を広げる言葉の力

1. なぜ「勉強しなさい!」が逆効果なのか

「宿題やった?」「テスト勉強はじめなさい!」

このような言葉を何度言っても効果がなく、むしろ子どもが不機嫌になったり反発したりした経験はありませんか?特に中学受験を控えた子どもを持つ親御さんは、焦りからつい強い口調で言ってしまいがちです。

しかし、「勉強しなさい」という言葉は、実は子どもの勉強意欲を下げる可能性が高いのです。教育現場で19年間子どもたちと向き合う中で、命令口調の言葉かけは子どもの自主性を奪い、逆効果になることを常に感じてきました。さらに、心理学の研究でも同様の傾向が指摘されています。

では、どうすれば子どもの勉強意欲を高める声掛けができるのでしょうか。それを理解するためには、まず子どもの心理メカニズムを知ることが重要です。

2. 子どもの心理を理解する:「心理的リアクタンス」とは

子どもが「勉強しなさい」という言葉に反発するのには、心理学的な理由があります。これを「心理的リアクタンス」と呼びます。

心理的リアクタンスとは、何かを選択する自由が外部から脅かされた時に生じる、自由を回復しようとする反発作用のことです。つまり、「勉強しなさい」と外部から言われるたびに、子どもは自ら勉強する選択肢を脅かされ、「勉強したくない」という反発心が自然と生まれるのです。

言いたい気持ちは痛いほどわかりますが、言えば言うほど勉強してくれないのが現実です。特に中学受験のプレッシャーがある環境では、この反発心がさらに強まることがあります。

思春期前の子どもたちは自分のことで精一杯で、親の焦りや期待を冷静に受け止める余裕がありません。この時期の子どもに対して過干渉な声掛けをすると、さらに反発が強くなってしまうのです。

3. イライラせずに子どものやる気を引き出す5つの声掛けテクニック

子どもとのコミュニケーションでイライラしないためには、以下の5つのテクニックが効果的です。これらは教育現場での長年の実践と心理学研究から導き出された、科学的根拠に基づくアプローチです。

1. 子どもに選択肢を与える声掛け

「心理的リアクタンス」を避けるためには、子どもに選択肢を与えることが重要です。例えば、「勉強する時間や場所を子どもに決めさせる」「勉強と自分がやりたいことのどちらを先にやりたいか選択させる」などの声掛けにより、子どもは自主的に勉強を選ぶようになります。

私自身も息子の中学受験指導の中で、「家事を手伝うか勉強するか」という選択肢を与えることで、子どもが自ら勉強を選ぶ経験をしました。そのうち「家事を手伝って言われる前に勉強しておこう」と思うようになり、自主的に学習する習慣が身についたのです。

2. プレッシャーを与えすぎない声掛け

子どもが勉強を始めない場合は、「(そろそろ勉強するだろうから)あっちの部屋にいるね」「テーブル片付けたから自由に使ってね」など、プレッシャーを与えすぎない声掛けが効果的です。

これにより、子どもは反発心を抱かずに勉強に意識を向けることができます。何度も怒ったり注意をしたりすると親御さんも疲れますし、親子関係にもひびが入りかねません。マイナスではなくプラスになるような声の掛け方を意識しましょう。

3. 目を見て笑顔で伝える

子どもに何かを伝えるときは、必ず目を見て話しかけることが重要です。特に褒めたり、一緒に喜んだりするときは笑顔を浮かべて、感情を伝えることも大切です。

忙しいとついつい家事をしながら「よくできたね~」と言ってしまいがちですが、それでは効果が薄くなります。言葉の量よりも質を大切にして、伝えたい言葉を子どもがしっかりと受け取れるように意識しましょう。

共働きで時間がない中でも、この「目を見て笑顔で伝える」瞬間を大切にするだけで、親子のコミュニケーションは格段に改善します。

4. 過程を認めることを忘れない

子どもを褒めるときは、結果だけでなく過程も認めることが大切です。例えば、「上手にかけたね!」という肯定的な言葉かけも良いですが、「がんばって描いたんだね~!すごく上手だよ」と絵を描いている過程も認めるようにすると、子どものやる気が出ます。

特に中学受験のような長期的な目標に向かって頑張る子どもには、日々の努力を認める声掛けが重要です。テストの点数だけでなく、コツコツと努力する姿勢を褒めることで、子どもは「頑張ることが大切なんだ」と学びます。

5. 「ありがとう」を伝える

お手伝いをしてくれたときや、優しい行動をしてくれたときなどは、必ず「ありがとう」を伝えるようにしましょう。親の助けになれたことや、感謝してもらえたことは、子どもにとって非常にうれしい出来事です。

褒めたり、認めたりすることと同じ力があるため、子どもが何かをしてくれたら、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。「ありがとう」という言葉は、子どもの自己肯定感を高める魔法の言葉なのです。

4. 中学受験を控えた子どもへの特別な声掛け法

気質を理解すると声かけが変わる

子どもへの声かけで大切なのは、その子の「気質」を理解することです。気質とは、その子が生まれ持った性格や行動傾向のことで、ちょっとやそっとでは変わらない“その子らしさ”の土台です。

たとえば、私の息子はとても頑固なタイプでした。「こうと決めたら、とことんやり抜く」性格で、周囲の雰囲気に流されることもなく、常に自分のペースを守って勉強を進めていました。

誰かに反対されたわけではなくても、塾や学校の方針に依存せず、自分で立てた計画を信じて、ただひたすら努力を重ねる姿に、私は何度も驚かされました。

この「頑固さ」は、裏を返せば「初志貫徹できる意志の強さ」。東大合格という大きな目標を前にしても、一度決めた道をブレずに進み続け、ついにはその夢を叶えました。

私はこの経験から、「この子の性格を変える」のではなく、「この気質をどう活かすか?」という視点で接することの大切さを学びました。そう意識を変えるだけで、声かけの言葉も優しくなり、子どもとの関係も自然に整っていったのです。

気質は子どもごとに違っていて当たり前。同じ声かけでも、響く子と響かない子がいます。だからこそ、親が子どもの気質をよく観察し、その子に合った接し方を見つけていくことが、子どもの自己肯定感ややる気を伸ばすカギになります。

5. NLPを活用した親子コミュニケーション術

NLP(神経言語プログラミング)は、心理学・言語学・脳科学をもとに、起きた出来事の捉え方や反応、それに対する人の行動を体系化したものです。このNLPの知見を子育てに活用することで、より効果的な親子コミュニケーションが可能になります。

NLPの基本的な考え方

NLPでは、同じ出来事でも沢山の捉え方ができるようになり、あなたの視点の数が増えます。また、人の深層心理を理解できるようになります。

これを子育てに応用すると、子どもの行動や反応の裏にある気持ちや考えを理解しやすくなり、より適切な声掛けができるようになります。

例えば、中学受験の過程で子どもが勉強を嫌がるときも、「怠けている」と決めつけるのではなく、「プレッシャーを感じている」「別の方法で学びたいと思っている」など、複数の視点から子どもの行動を理解することができます。

ポジティブな感情を引き出すNLPテクニック

NLPを活用した子育てコーチングでは、子どもの自信や勇気を引き出すための具体的なテクニックがあります。たとえば、わずか1日3分のコミュニケーションでも、親子関係を深め、毎日がもっと楽しくなる方法を学べます。

6. 実践例:シチュエーション別の声掛けフレーズ集

シーンNG声掛けOK声掛け
勉強を始めない「早くやりなさい!」「今日はどこから始める?」
間違えた時「なんでできないの?」「ここ難しいね、一緒に考えよう」
成果が出た時「やっとできたの?」「毎日頑張ったからできたね!」
反抗的な時「その態度は何?」「何か困ってる?話したい時は聞くよ」

7. まとめ:子どもの可能性を広げる言葉の力

イライラしない声掛けは、子どもの自己肯定感ややる気、そして親子関係の安定に直結します。心理学やNLPの視点を取り入れ、今日からほんの少し意識を変えてみてください。子どもの個性を尊重したコミュニケーションを心がけることで、ママ自身も自信と心の余裕を持てるようになり、子どもはより安心して成長できます。

子どもの「気質」は変えられませんが、親の関わり方は変えられます。その子らしさを認めて強みとして伸ばしていくことが、子どもの未来を切り拓く力につながります。ぜひ、「イライラしない声掛けの心理学」を今日から実践し、あなたとお子さんの毎日がもっと笑顔あふれるものになりますように。

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成合弘恵(なりあいひろえ)
ヒロ・スマイルコーチング代表/中学受験ライフコーチ
NLP上級プロコーチ NLPマスタープラクティショナー 教育カウンセラー
明治大学文学部卒業 千葉在住 茨城出身
大手進学塾での中高受験指導(開成高,筑波大付属高多数)公立高校教諭,私立中高講師と渡り歩き,教育界での経験は28年以上。長男は東大現役合格,二人の息子の元中学受験ママ。学校現場では、主に教育相談、特別支援教育コーディネーターを担当。公立高校在職中からカウンセラーとコーチの資格を生かし、のべ2800回以上生徒にカウンセリング面談を実施。教育現場で対応した保護者はのべ1400名以上、教えた生徒のレベルは、最難関レベルから教育困難校まで幅広い。ママを笑顔にすることで子どもを笑顔にし、子どもたちが笑顔でいられる明るい世の中創りに貢献することがミッション。

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