【中学受験】成績が伸び悩む原因と解決策|正しい復習法と親の関わり方

中学受験で成績が伸び悩んだときの原因と解決策

「うちの子、こんなに勉強しているのに、なぜか成績が伸びない…」
「塾の課題はちゃんとこなしているのに、思うような結果が出ない…」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

中学受験に向けてしっかり勉強しているのに、
なかなか成果が出ないお子さんには、ある共通の原因があります。

実は、「間違った勉強法」 を続けていると、
どんなに時間をかけても成績は思うように伸びません。

さらに、受験期に身につけた学習習慣は、
「中学進学後の成績」にも大きく影響します。

そこで本記事では、

成績が伸び悩む主な原因とは?
やってはいけない「間違った復習法」とは?
進学後も伸びる子が実践している「正しい勉強法」とは?

これらを 私立中高の教育現場の視点 も交えて詳しく解説していきます。

「今の勉強法、本当に正しいのかな?」
そんな疑問を感じたら、ぜひ最後まで読んでみてください!

📖 目次

  1. 成績が伸び悩む原因
  2. 間違った復習法が成績を下げる
  3. 成績を上げる正しい復習法
  4. 親ができるサポート方法
  5. 専門家の力を借りる選択肢
  6. 現役教師の視点からひと言
  7. まとめ

1. 成績が伸び悩む原因

中学受験の勉強を頑張っているのに、なぜか成績が伸びない…。
成績の伸び悩みにはさまざまな原因がありますが、特に多いのが以下のポイントです。

✅ 原因1:基礎力が不足している

お子さまの理解度が浅いまま次のステップに進んでしまっている場合、学習の土台が崩れる可能性があります。

例えば、
算数の応用問題に取り組んでいるのに、計算ミスが多い
国語の長文読解が苦手なのに、記述問題に挑戦しすぎている

このような状態では、理解が浅いまま進んでしまい、結果的に成績が安定しない ことが多いです。


✅ 原因2:難しい問題に取り組みすぎている

あるご家庭では、基礎力が不十分な状態で発展問題に時間を費やしていました。

「応用問題を解かないと成績は上がらない」 と考えて、基礎固めを後回しにしてしまうことがあります。
しかし、土台がしっかりしていないと、難しい問題に取り組んでも理解が追いつかず、逆に自信を失ってしまうことも

結果的に、
学習のモチベーションが下がる
「自分は勉強ができない」と思い込んでしまう

このような状況に陥ることがあるため、一度基礎に立ち返ることが重要 です。


✅ 原因3:間違った学習方法を続けている

「たくさん勉強しているのに、なかなか成果が出ない…」という場合、学習のやり方が間違っている 可能性があります。

例えば、
「解説を読んで赤ペンで答えを書くだけ」
「見直しをして終わりにしてしまう」
「テストで間違えた問題を解き直すだけで安心してしまう」

このような勉強法では、知識が定着しづらく、次に似た問題が出ても解けるようになりません。


✅ 原因4:モチベーションの低下

間違った勉強法や、成果が出ない学習を続けていると、
「こんなに頑張っているのに、なぜ点数が上がらないんだろう?」 と、お子さまが感じてしまいます。

親御さんが焦ってしまうと、それがプレッシャーとなり、
勉強を嫌がるようになる
「どうせやっても無駄」とやる気を失ってしまう

こうした悪循環に陥らないためには、「小さな成功体験」を積み重ねることがカギ となります。

例えば、
昨日できなかった計算問題が今日はできるようになった!
国語の長文読解で、前回より1問多く正解できた!
塾の宿題を自分で計画的に進めることができた!

このような小さな達成感を積み重ねることで、
「もっと頑張ればできるかもしれない!」 という前向きな気持ちにつながります。

2. 間違った復習法が成績を下げる "悪い復習法"

「復習はしているのに、なぜか成績が上がらない…」という場合、
復習の仕方そのものに問題がある可能性 があります。

✔ ただノートや答案を眺めるだけの復習

テストの答案やノートを 「見るだけ」 の復習では、知識が定着しにくいです。
目で追うだけでは、頭に残りません。

❌ NG例:「この問題、どこを間違えたかな?」と眺めるだけ
改善策:「なぜ間違えたのか?」を言葉にして説明する

✔ 解答を赤ペンで書き写すだけの復習

「正解を書き直しておけば覚えられる!」と思いがちですが、これは 単なる作業 です。

❌ NG例:間違えた問題の解答欄に赤で正解を書くだけ
改善策:正解にたどり着くまでの手順を紙に書き出しながら考える

✔ 解き直しだけで満足してしまう復習

「間違えた問題をもう一度解き直せばOK」と考えがちですが、
実際の試験では まったく同じ問題が出るわけではありません。

❌ NG例:「同じ問題をもう一度解いたら正解した!」で満足する
改善策:「この問題と似た問題が出たら、どう解く?」を考える、類題を解く


3. 成績を上げる正しい復習法

テストや模試を受けた後、
「間違えた問題を解き直すだけで終わっていませんか?」

実は、復習の仕方次第で、次のテストの成績が大きく変わります!
ただ解き直すだけでは意味がなく、「次に解けるようになるための復習」 が不可欠です。

ここでは、効率的に成績を上げるための復習法を3つのステップ で解説します。


🎯 成績が上がる!正しい復習の3ステップ

ステップ1:間違えた問題を分析する(原因をはっきりさせる)
ステップ2:解き方を一般化する(次に解ける状態にする)
ステップ3:類似問題でトレーニングする(実際に使える知識にする)


📍 ステップ1:間違えた問題を分析する(原因をはっきりさせる)

まず、「どこが間違っていたのか?」を明確にする ことが重要です。

✅ 効果的な手順

1️⃣ 間違えた問題に印をつける

  • 復習するときに見逃さないように、間違えた問題をすぐに特定できる状態にする
  • 解き直しや再確認がしやすくなる

2️⃣ 「なぜ間違えたのか?」を整理する

  • 計算ミスだったのか? それとも、解法の理解不足だったのか?
  • 問題のどの部分で迷ったのか、正解を導けなかった原因を分析

3️⃣ 解説を読んで、重要なポイントを自分の言葉でまとめる

  • ただ解説を読むだけではなく、どこがポイントだったのかを簡潔にノートに書く
  • 「ここに気をつければ正解できた!」という視点を持つ

📍 ステップ2:解き方を一般化する(次に解ける状態にする)

「解き直したときに正解できた!」で終わってしまうと、次のテストでまた同じミスをすることがあります。
「次に似た問題が出たら解けるか?」を意識し、解き方の型を身につける ことが大切です。

✅ 効果的な手順

1️⃣ 解法パターンを整理する

  • 「このタイプの問題は、どう考えれば解けるのか?」 を言葉で説明できるようにする
  • 算数なら「この問題はどの公式や考え方を使う?」
  • 国語なら「どこに注目すれば答えが導ける?」

2️⃣ 「次に同じミスをしないための対策」を考える

  • 「こうすれば正解できる!」というポイントをノートにまとめる
  • 例えば、「文章題では単位のチェックを必ずする」など、具体的な対策を記録

3️⃣ 「ギリギリ正解だった問題」も再確認する

  • たまたま合っていた問題は、本当に理解できていたか確認
  • 解説を読んで、「自分の解き方が合っていたか?」を見直す

📍 ステップ3:類似問題でトレーニングする(実際に使える知識にする)

「間違えた問題を解き直したらOK!」ではなく、
「次に解けるようになったか?」をチェックする作業が最後の仕上げです。

✅ 効果的な手順

1️⃣ 類似問題に挑戦する

  • 模試や塾の教材から「同じ考え方を使う問題」 を探して解く
  • 知識が定着しているか確認

2️⃣ 復習ノートを活用する

  • 解法やつまずいたポイントを記録し、後から見直せるようにする
  • 「どう考えれば解ける?」を自分の言葉で説明できるようにする

3️⃣ 最終チェック:他人に説明できるか?

  • 「この問題、どう解いたの?」と親が質問してみる
  • 子どもがスムーズに説明できれば、しっかり理解できている証拠!

📢 まとめ:復習の仕方を変えれば、成績は確実に伸びる!

ステップ1:間違えた問題を分析する(原因を明確に!)
ステップ2:解き方を一般化する(次に解ける状態にする!)
ステップ3:類似問題でトレーニングする(本番で使える知識にする!)

模試やテストを受けっぱなしにするのではなく、
「次に解けるようにする」ための復習を意識することが、成績アップのカギ!


4. 親ができるサポート方法

親ができるサポートには、 学習面とメンタル面の2つのアプローチ があります。

前向きな声かけをする
勉強のやり方を一緒に考える
焦らず、長期的な視点を持つ

特に、「小さな成功」を見つけて褒めること が大切です。

📍 例えば、こんな声かけが効果的!
✔ 「この前は間違えたけど、今日は正解できたね!」
✔ 「前より問題を解くスピードが上がったね!」
✔ 「この単元、だんだん得意になってきたんじゃない?」

「もっと頑張らなきゃ!」というプレッシャーをかけるのではなく、
「昨日の自分より成長したね!」という視点で接することが、やる気を引き出すポイントです。

実は、この「親の声かけ」ひとつで、子どもの勉強への意欲が大きく変わることをご存じですか?

中学受験で成功する子の親は、どんな声かけをしているのか?
親子のコミュニケーションが勉強の成果にどう影響するのか?

そんな「親の関わり方」について詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです👇

🔗 【新学年を迎える前に知っておきたい!】中学受験成功のための親子コミュニケーション術

5. 専門家の力を借りる選択肢

📌 塾の講師や家庭教師に相談する
📌 効率的な学習環境を整える(学習習慣の見直し)
📌 子どものやる気を引き出す関わりを学ぶ(=子育てコーチング)

「勉強しなさい!」と言わずに、自然とやる気を引き出す方法を学ぶ ことで、
「親の関わり方ひとつで、子どもの学習意欲が変わる」 可能性がある。



6. 現役教師の視点からひと言

私立一貫校に入学後、成績が伸び悩む生徒の中には、間違った勉強法を続けてしまっているケースが散見されます。

特に、「ノートを眺めるだけ」「赤ペンで答えを書くだけ」「解き直しだけで満足する」といった学習習慣が抜けず、応用問題でつまずいてしまうことがあります。

中学受験の段階で「正しい復習法」を身につけておくことで、進学後も自ら考え、学び続ける力が育ちます。
「受験が終わったら勉強法は変えていけばいい」と思うかもしれませんが、実は 「今の学習習慣が、そのまま進学後の成績を左右する」 ことを忘れてはいけません。

中学受験は、単なる知識の詰め込みではなく、「学び方を学ぶ」貴重な機会 でもあります。
正しい勉強法を身につけることで、受験後も 「主体的に学ぶ力」 を発揮できるようになります。


7. まとめ

「間違った復習法」 が成績が伸び悩む原因
「答えを書く」「見直す」「解き直す」だけではダメ!
「解き方を一般化する」ことが成績アップの鍵
親は「学習の質」と「メンタル」をサポートすることが大切
「小さな成功」を意識して、やる気を引き出す声かけをする

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あなたのお子さんの成績アップを心から応援しています✨


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成合弘恵(なりあいひろえ)
ヒロ・スマイルコーチング代表/中学受験ライフコーチ
NLP上級プロコーチ NLPマスタープラクティショナー 教育カウンセラー
明治大学文学部卒業 千葉在住 茨城出身
大手進学塾での中高受験指導(開成高,筑波大付属高多数)公立高校教諭,私立中高講師と渡り歩き,教育界での経験は28年以上。長男は東大現役合格,二人の息子の元中学受験ママ。学校現場では、主に教育相談、特別支援教育コーディネーターを担当。公立高校在職中からカウンセラーとコーチの資格を生かし、のべ2800回以上生徒にカウンセリング面談を実施。教育現場で対応した保護者はのべ1400名以上、教えた生徒のレベルは、最難関レベルから教育困難校まで幅広い。ママを笑顔にすることで子どもを笑顔にし、子どもたちが笑顔でいられる明るい世の中創りに貢献することがミッション。

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